カメラを使う前に知っておきたい絞りとセンサーの関係


インターネットショッピングやインターネットオークションに掲載する商品写真は、ある程度綺麗である必要があります。

ただ、綺麗な写真を撮るために機材にこだわりすぎると、商品の魅力が逆に伝わりにくくなってしまう危険性があります。

たとえば、モデルが犬のぬいぐるみだとして、カメラにフルサイズのデジタル一眼レフを用意し、明るいレンズで絞りを開放にして商品を撮影した場合、犬の鼻の先だけにピントが合って、他の部分がボケてしまうという失敗も起こりえるのです。

こうした失敗を防ぐためには、レンズの明るさと絞り値、センサーサイズついて理解する必要があります。

一般的に、大きなセンサーを搭載したカメラは、ボケが出やすいという特徴を持っています。

そのカメラに明るい写真が撮れる絞りが1.4などのレンズを装着すれば、より明るい写真を撮ることが可能です。

ただ、こうしたカメラとレンズの組み合わせは、先に挙げた例のように一部だけにしかピントが合っていない写真になってしまう場合があります。

商品写真を撮る場合は基本的に8~11ぐらいの絞りまで絞りこんで撮る方が良いとされています。

逆に、センサーが小さいカメラと、明るくないレンズを組み合わせた方がほとんど全体にピントが合うので初心者には扱い安くなります。

もちろん、フルサイズのカメラも設定次第でピントが合わせやすくなりますが、ある程度機材の使い方を熟知する必要があります。

このように、商品をモデルにした撮影を行う際は、カメラの特性を理解し、自分の腕前に合わせた機材を使うことが肝要です。

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