シャッター速度で商品写真に差をつける
商品撮影においてシャッター速度を使いこなすことはメリットがあります。
例えば動きを表現したり通常は見えないものを表現するなど可能になります。
モデルに動きがあるものならば積極的に表現したいものです。
水道水など流れるものを撮る場合、シャッター速度を速くすると通常は目にしない水滴等を見ることができます。
その速さも加減をすれば水滴の大きさに差が出ます。
超ハイスピード撮影では牛乳が液状に落ちる時、ミルククラウンといった王冠状の独特の形が見られます。
よって、撮影スピードの工夫と併せて液体の性質を利用することも踏まえれば、よりオリジナルな撮影が期待できるでしょう。
他に歩行する人など動く撮影をする場合は、モデルの動きに合わせてシャッターを切るとモデルにピントがあたり背景は流れるように写ります。
逆に遅くシャッターを切ると全てが流れるように写り、目的に合わせてスピードを変えてみましょう。
注意点としては、シャッター速度が速いと周囲の明るさによっては光を取り込み過ぎる事があることです。
仕上がりが明る過ぎたり白っぽくなるので注意が必要です。
ネットに掲載する商品写真は、どれだけ興味を持って貰い魅力を感じて貰うかがポイントですので、シャッター速度を上手く利用して同じ商品でも差がある商品撮影を意識してみましょう。