写真の色を調整するのに役立つホワイトバランスとクリエイティブスタイル

商品撮影をしていると、イメージ通りの色の写真が撮れないと感じることがあります。

そのようなときには、ホワイトバランスの調整やクリエイティブスタイルの変更を検討してみましょう。

ホワイトバランスとは、色調を補正する機能のことを指します。

白い物が白く写るように調整するための機能ということで、このような名称で呼ばれているのです。

オートでホワイトバランスを指定しても納得の行く色調にならない場合には、カスタムホワイトバランスで独自のホワイトバランス設定を行ったり、プリセットホワイトバランスの中から気に入る設定を選択したりして、色調を好みに近づけることが必要になります。

カスタムホワイトバランスの設定を行う際には、商品やモデルに当てるのと同じ光源の光を白い紙に当てて、その紙の上でスポット測光をして、ホワイトバランスの登録を行います。

プリセットホワイトバランスの中から設定を選ぶ場合には、商品やモデルが実物に近い色調で写る設定を選ぶのが基本ですが、実物よりも冷たい色調や温かい色調で写る設定を選んで印象を変化させるのも良いです。

色調は問題ないけれど色の鮮やかさやメリハリが足りないと感じる場合には、クリエイティブスタイルを変更しましょう。

クリエイティブスタイルをスタンダードスタイルからビビッドスタイルに変更すると、濃くきれいな色に写るので印象的な写真に仕上げられます。

問題があるのは色調なのか色の鮮やかさ・メリハリなのかによって、ホワイトバランスを調整するかクリエイティブスタイルを変更するかを使い分けて商品撮影を行い、納得の行く色の写真を撮影しましょう。