モデルや商品を撮影するときはこんな光の当て方がおすすめ


同じ被写体でも光の当て方で印象ががらりと変わります。

被写体への光の当て方として一般的なのは、順光・サイド光・逆光の3つです。

カメラのある方向から被写体を照らすのが順光、カメラの向きから照明を90度回転させて横から被写体を照らすのがサイド光、カメラの向きから照明を180度回転させて後ろから被写体を照らすのが逆光です。

これらの中でモデル商品撮影をする際におすすめできる光の当て方としては、サイド光と逆光の2つが挙げられます。

被写体を明るく照らすことだけを考えるなら順光がベストなのですが、あまりに照らし過ぎて立体感が損なわれてしまったり、眩しくてモデルが顔をしかめてしまったりすることもあるので、なかなか魅力的な写真を撮るのが難しいのです。

その点、サイド光と逆光の場合は、光が当たらない場所ができるため適度に影が生まれて光の当たっている部分が引き立ちますし、モデルが眩しく感じずにカメラを見ることができるので自然な表情を引き出しやすくなります。

ただ、逆光では陰になる部分が多くなるため、被写体の輪郭以外の部分が暗く沈んだように写ることも多いです。

そうなるとせっかくの被写体の魅力が隠れてしまうので、露出をプラスにして全体が明るく写るように調整しながら商品撮影をするようにしましょう。