絞り優先モードでモデル商品がぐっと引き立つ
カメラの各種設定の中には絞りと呼ばれるものがあります。
これは、デジタルではなかった一眼レフカメラのレンズを絞っていたことが所以です。
最近の主流はデジタルカメラですが、もちろんこの絞り機能はあります。
この機能を知っているのと知らないのとでは、モデル商品を上手く撮れるかがきっぱりと別れます。
絞りというのは、カメラについているダイアルの「A」または「AV」と書かれているものです。
ここにダイアルを合わせると、Fの値が出てきます。
これはレンズによって数値が変わるのですが、最小はF1.2からF50があります。
小さい数字になればなるほど明るく背景がボケます。
そして数字が大きければ大きいほど、暗く背景はボケないフラットな仕上がりになります。
これをパンフォーカスといい、複数のモデル商品を合わせて撮るときにはパンフォーカスが有効です。
ですが、その逆に1つの商品を撮影する時には、絞りの数値を小さくするのが良いです。
背景が深くボケるので、商品が際立ちます。
そうすることで、何気ない写真がプロが撮影したものと変わらず魅力的に写ります。
アクセサリーでも食べ物でも、どんな商品の時でも絞り優先モードを使用するだけで、一味違った写し方をすることが出来ます。
また温かい料理などの撮影なら湯気などをみせるのに黒背景で湯気をみせるような方法も。簡易スタジオをもっておけば、スタジオの背景を簡単に変更できますので小物の撮影が多い方にはぜひお勧めします。