色味を調整して正確な商品写真を作成しよう
インターネット通販で商品を買った際、商品写真と実物の色味の違いに驚くことは少なくありません。
こうしたギャップが生じる原因は、商品写真の撮り方にあることがほとんどです。
洋服などの色味が重要な商品選択基準となるアイテムは、色味の違いが返品の原因になるため、商品写真を撮る際は注意が必要です。
このような色味の差異は、ホワイトバランスの設定ミスによって生まれます。
ホワイトバランスは、写真の見た目に大きく影響します。
たとえば白いものを見るときに、蛍光灯の下で見るのか白熱灯の下で見るのかで大きく印象は変わるものです。
デジタルカメラのホワイトバランス調整機能は、こうした撮影条件による見た目の違いを緩和させるために備わっているのですが、設定を間違えると白いものが青みがかって見えたり、赤っぽく見えたりしてしまいます。
また、ホワイトバランスは白色だけに影響するのではなく、モデルである商品の色全体に影響を与えます。
これにより、写真と実物の色味の違いが生じるのです。
さて、このホワイトバランスは、撮影時だけでなく画像編集ソフトでも調整できます。
ただ、商品撮影者本人も特定の条件下でその商品を見ているはずです。
より客観的にモデルの正確な色味を写真に反映させたい場合は、カラーチャートを商品と一緒に写真に収め、グレーを基準に色を画像編集ソフトで調整すると、正確な色に近づけることができます。
色味は商品写真の情報として重要ですので、しっかりと調整することが肝要です。