食材は背景グッズを工夫すると印象が強くなります
季節物の食材を写真におさめるとします。
その時に気をつけることは、食材だけを撮影しないということです。
例えばクリスマスケーキを撮影するとします。
これはケーキ自体がデコレーションされていますが、それだけでは少し印象が薄いです。
だからクリスマスを連想するものが背景に移りこむようにします。
ケーキが主役なので、モデルの邪魔にならないように背景のグッズは並べていくのが綺麗です。
またお花見だんごであれば、春の花などを一緒に写すと雰囲気が出ます。
生の花の確保が難しい場合は、100円ショップなどで造花を購入するのも1つの手です。
ただお花見だんごは、クリスマスケーキと比べるとボリューム感が少ない傾向にあります。
だからお皿に乗せた上でさらにお盆に乗せ、お茶などを入れたコップも添えると雰囲気がでるはずです。
串に刺さっているだんごの場合、次の撮影テクニックが使えます。
まず1本だけ手に持って、それにだけピントを合わせるのです。
すると皿の上に残っただんごなどがぼやけた背景となり、その1本のだんごだけが強調されます。
おいしさを伝えたいときには有効的な手段です。
またお肉のおいしさを伝えるときは、あえて緑の野菜も皿に乗せると、モデルであるお肉の赤味が強調されます。