手動での写真調節を覚えて商品写真に表情を与えよう
デジタルカメラは日々進化しており、数万円程度で購入できるカメラでも高度な写真が撮れるようになっています。
それも、カメラ任せでかなり綺麗な写真が撮れるので、写真撮影の用語を覚えなくても、十分にカメラを活用することができます。
しかし、インターネットショップに掲載する商品の写真を撮るのであれば、より高度な技術をマスターすることが肝要です。
なぜなら、より魅力的な写真を掲載した方が、ライバルショップに差をつけられるからです。
さて、写真はレンズの絞りとシャッタースピード、そしてセンサーの感度で出来映えが決まります。
この3つの中で、絞りは写真の明るさと立体感に大きく影響する重要な要素です。
絞りの数値であるF値を上げて撮影すると、被写体の全体にピントが来て、ディテール全体がくっきりした写真が出来上がります。
一般的に、商品をモデルとした写真としてはこのような写真が好まれます。
ただ、F値を高くすると、写真に取り込める光が少なくなるため画面が暗くなってしまうという点には注意が必要です。
この状態は、シャッタースピードを遅く設定することで解決できます。
シャッターを切る速度を遅くすると、カメラは光をたくさん取り入れることができ、写真が明るくなるのです。
シャッタースピードが遅くなると、手ぶれが発生しやすくなるという新たな問題点が出て来ますが、この問題は三脚を使うことで解決可能です。
またはISO感度を上げることで解決できます。
以上に挙げた要素を理解するだけで、商品をモデルにした写真の立体感を調節したり、明るさを調整したりできるようになります。
手動での写真調節をマスターすることで、商品写真に自在に表情を与えることが可能となるのです。