ワインボトルの高度な撮影テクニック


商品写真の撮影テクニックと一口にいっても、被写体となる商品によって必要となるテクニックは違って来ます。

中でもワインボトルのような強く光を反射する商品を写真に収めるには、高度なテクニックと機材が必要となります。

たとえば、漫然とワインボトルの写真を撮っても、ほとんどの場合、余計な光がボトルに映り込んでしまうものです。

飲んだワインの記録用の写真なら、これでも問題はありませんが、商品写真としては適切とはいえません。

質の高いワインボトルの写真を撮りたいのであれば、ライティングにこだわる必要があります。

まず、2台以上の撮影ライトと背景紙は、ワインボトルをモデルとする際に必要なアイテムです。

ライトは3台あると理想的です。

一台のライトは背景紙を照射させて、ボトルの後ろからの光を演出させます。

そして、残り二台のライトはボトルを左右から照らします。

この時、余計な映り込みを防ぐために、部屋の照明などの光源は全て消しておく必要があります。

さて、これだけでもある程度綺麗な写真は出来上がりますが、より印象深い写真を撮影したいのならば、もう一工夫が必要です。

トレーシングペーパーを用意すれば、ワインボトルの写真を印象深くすることができます。

全てのライトにトレーシングペーパーを当てて光を分散させることで、ツヤを抑えたシックな写真を撮ることができるのです。

このテクニックは、他のボトル類をモデルにする際にも役立ちます。

こうした工夫を凝らした、高度で印象深い写真を販売サイトに掲載すれば、ライバルショップを一歩リードすることができます。