情報の非対称性、商品撮影の話題




「情報の非対称性」という事があります。


元々は専門的な分野で使われていたフレーズですが、今ではマーケティング分野でも頻繁に使われている用語となりました。


オーナーが把握している情報とユーザーが知っている情報には、大きな違い(非対称性)があり、オーナーが当然と思っている情報や常識が、意外とユーザーに伝わらないケースが多々、存在します。


また反対にユーザーが欲しいと持っている基本的な情報が、ネットショップに明記されている事も多く、ここでも情報の非対称性という現象が生まれています。


ネットショップ上で、大きな影響力を持つ情報源と言えば、ズバリ、商品モデルの画像に他なりません。


詳しい説明文を長々と記載するのも悪いテクニックではないのですが、やはりユーザーに視覚的にアピール出来る画像の方が、情報源としてのウエイトが大きいでしょう。


情報の非対称性という課題を解決する方法として効果的なのが、商品撮影の際の工夫です。


オーナーがアピールしたい写真を撮るばかりなく、上に挙げたように、「これでもか、という程、基本的な様子」を撮影することが大切です。


現在簡易スタジオが売れているのもそのためです。ユーザーサイドは、複雑な情報・専門的な情報をあまり求めておらず、商品の色味やボディのサイズ、ボタンやディテールの位置など、非常に基本的な様子の写真を求めています。


そのうえで、スタジオ撮影でモデルを起用したイメージ写真を使用したりすることが売上アップにつながります。