お客さんが見たい部分をきちんと写す
実店舗で商品を購入する場合とネットショップで商品を購入する場合とで決定的に違う点とは何だか分かりますか?
それは、お客さんが商品を自由に見て確認することができるか否か、という点です。
実店舗で気になる商品を見つけた場合には、基本的に、お客さんはその商品を手に取って、細かい部分まで自分なりに見て確認をすることができますよね。
しかし、ネットショップでは、気になる商品を見つけても実物を手に取って見ることはできません。
そこで、お客さんは商品写真を通じて商品の確認を行うことになります。
写真は、写したものはきちんと伝えてくれますが、写していないものを伝えることはできません。
例えば、商品を正面から写した写真では、商品を正面から見た様子は伝わりますが、斜めや横、後ろ、上下など、別の方向から商品を見た様子を伝えることはできないのです。
これはつまり、商品写真に写っていない部分については、お客さんが自分の目で見て確認をすることが不可能になるということでもあります。
ネットショップの商品撮影を行う際にはこのことを念頭に置き、お客さんが見て確認できなくて不都合が生じることがないよう、お客さんが確認したいと思うであろうポイントを漏らさずに写しておくようにすることが大切になると言えるでしょう。
お客さんが確認したいと思うであろうポイントを見極めるときに大切になるのは、想像力です。
「自分がこの商品の購入を検討するとすれば、どんなところを確認しようとするだろうか」と想像しながら、商品に向き合ってみてください。
すると、「素材感はどんな感じだろうか」とか「施されている装飾をよく見ておきたい」とかいうように、確認したいポイントが色々浮かんでくることと思います。
そこを写し取るようにして、商品撮影を進めていけば良いのです。