レイルマン比率で自然さを商品写真にプラス


商品撮影をしている際に、三分割法で撮影した写真ではいまひとつしっくり来ないと感じることがあります。

そんなときに試してみると良いのが、レイルマン比率という構図です。

この構図で写真を撮る際には、画面の長辺を4分割する線と対角線を思い浮かべます。

このとき分割線と対角線が交わる点が5つ生まれます。

そのうち、中心の点を除いた4点がこの構図のポイントとなる部分です。

このポイントに被写体となる商品やモデルを配置していくと、レイルマン比率の写真が撮れます。

主題となる被写体と副題となる被写体がある場合には、主題となる被写体を手前の2つのポイントのいずれかに置いた上で、そのポイントから対角線上に位置するポイントに副題を配置すると構図が安定して良いです。

この構図は、もともと鉄道写真を撮るために考案されました。

三分割法で撮影した写真よりも被写体が中心から外れた位置に写るのが特徴です。

何も構図を考えずに写真を撮ると日の丸構図になりがちであることからも分かる通り、撮りたいものは画面の中心近くに配置されるのが普通だと考えられます。

そこをあえて中心から外れた位置に撮りたい商品やモデルを配置することで、狙って撮ったのではなくたまたま撮れた写真であるかのような印象が生まれます。

ですから、自然でさりげない雰囲気を演出したい場合に、レイルマン比率の構図は活躍するでしょう。

上手に三分割法とレイルマン比率を使い分けて、商品撮影を効果的に行ってみてください。

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