縦位置と横位置を使い分けて商品撮影をしてみましょう
写真には、縦位置の写真と横位置の写真があります。
縦位置の写真とは縦に長い写真のことです。
カメラを90度回転させた状態で構えて撮ると、縦位置の写真が撮れます。
そして、横位置の写真とは横に長い写真のことです。
カメラを普通に構えると、横位置の写真が撮れます。
縦位置の写真と横位置の写真、どちらがモデル商品撮影に適しているかは一概には言えません。
どんな被写体を撮ってどんなイメージの写真に仕上げたいのかによって、縦位置が良いか横位置が良いかは変わってくるからです。
縦位置で写真を撮るのに適している被写体は、高さがある被写体です。
例えば、立ちポーズのモデルやワインボトルなどといった被写体の全体を横位置の画面内に収めようとすると、どうしても被写体を小さく写さざるを得なくなります。
その点、縦位置の画面内にならば商品を大きく写すことが可能になるのです。
また、画面に奥行きを持たせたい場合にも、縦位置を選択するといいでしょう。
一方、横位置で写真を撮るのに適しているのは、画面に広がりを感じさせたいときです。
幅がある被写体を撮影する場合やいくつもの被写体を横に並べて撮影する場合には横位置で商品撮影をするといいでしょう。
横位置の画面上に被写体を小さく配置することで、のびのびとした開放感のあるイメージを演出することもできます。