メッセージ性と撮影方法


商品の情報を伝えるとき、言葉で説明するよりも写真を有効に使ったほうがメッセージ性は強くなります。

たとえば、商品の大きさを何センチと説明するよりも、私たちが普段使っているアイテムをモデルとなる商品と並べて置いたほうが、大きさをすぐにイメージできます。

また、専門用語を並べて機能を説明するよりも、その機能をイメージさせるような写真を撮影することで商品の強みを容易に伝えることができるでしょう。

生活防水機能付きの腕時計であれば、水に濡れた状態で写すことによって、機能性が一目瞭然となるわけです。

ネットショップのお客が最初に見るのは商品の写真です。

写真で情報を得てから説明文を読むので、いかに最初のインパクトを与えるのかが重要になります。

同じような理由で、撮影方法を少し変えることも有効です。

通常、商品の正確な形を伝えるためには、少し離れた場所から望遠でモデルを撮るのが基本です。

しかし、モデルにインパクトを与えてダイナミックな印象を残すなら、広角にして近距離から撮ったほうが良い場合もあります。

このように商品を見る側の気持ちを考慮して、ケースバイケースで撮影方法を変えていくと、より良い写真を撮ることができるでしょう。